Home > 機械、道具

機械、道具 Archive

平面、直線恐怖症

裏出しに使っているダイヤ砥石(両面500と3000)を
何気なくストレートエッヂではかってみると
狂っていた。

当分は狂いのことなど気にしなくて良いものだと勝手に思っていたので
ビックリした。
しかも両面。

ダイヤ以前に使っていた金盤も見ると凹んでいる。


よく、ガラスは平面だといろんなところで言われているので、
この間、近所のガラスやで8ミリ厚のフロートガラスを買い、
ペーパーを貼って台直しにしようと
家に帰ってガラスをよく見ると、目に見えて反っている。
もちろん、正確な平面性をガラス屋に念を押して買ったので、
即返品。

砥石も擦り合わせで、直しているので真っ平らではないはずだ。

平らでなくてはいけないはずのものだが、
結局うちには正確な平面は何一つ無い。
そんなものかもしれないが、
少し、平面、直線という事に切迫感を感じる。

最低、裏だけは真っ平らに出来る様にしなければと思うのだが。


じわじわ?

昨日は裏出しをしていて、
一応ちゃんと出来たので、
表を少し研いで終えた。

そして今日、台に仕込む続きをやっていると、
裏の中央部が膨らんでいる事に気付いた。

鋼が堅かったのか、裏を出すのにはかなり苦労したが、
地金に押しだされた鋼が、じわじわと1日の間に出てきたのか、
それとも、ただの思い過ごしか。
何しろよく分からない。

出物や

今日は仕事が終わり、家に帰ってから真っ先に
昨日島野さんに教えてもらった瓜破にある中古の道具屋へ走ってみた。

道は聞いていた通りで分かり易く、まっすぐ着く事が出来たけど
残念ながら今日は休みでした。

予想以上に広く、長時間いりびたれそうな雰囲気が
閉まってるシャッターの間から漏れていました。
手道具、電動工具の他にも
けったいなもんが色々あるんやろなあ。
たまりません。


先日、浜田さんから分けてもらった道具も
まだちゃんと直しきってないのに、
こんな調子で新しいのに目移りばっかりしてたらあきませんわ。

指先で視る

前回の浜田工房で口埋めをする際に、
浜田さんからローズウッドが余っているというので
それを頂き、それで埋めました。

浜田さんは感覚が鋭く、良く手触りで色々と確認されています。
鉋の刃の出具合を触って確認したり、
削った後を撫でたり。

今まで、刃の出が見にくいと赤樫の台すら敬遠していたのですが、
敢えて、それより遥かに色の濃いローズで埋めてみました。
刃を抜いた状態でさえ、ローズの色で刃が出てる様に見えます。
視覚はあまりあてにはなりません。
真鍮を張っている南京も同様で刃のでは少し見にくい。

要は、敢えて見にくくして、触覚を鍛える作戦だったのですが、
そんなに直ぐに身に付くはずも無く、
この鉋の刃の出し方で今は非常に苦労しております。
道のりはまだまだ長そうです。



刃口

中すきについて。

鉋のしのぎをグラインダーですいて砥石との接地面を減らし
刃が丸く付くのを防ぐとともに、研ぎ時間の短縮を図る方法があります。
自分は「中すき」と呼んでいますが、他の言い方もあるかと思います。
これについては賛否両論のようで、
頻繁に冷やしながらであれば、焼きも戻らず問題ないという方もいれば、
目で見えなくともいくらか熱を加えることにより、
鋼の性質が変性してしまうと言う意見も聞きます。
また、熱が与える影響がどうのこうの関係なく
ただ「邪道だ」という方もおられるかと思います。

自分はどうしているのかと言うと、
以前は早く真直ぐに研げるというのでやっていたのですが、
今はやっていません。
理由は特に根拠も無く「何となく鋼に悪そう、切れ味が落ちてそう」
という曖昧なものでした。
しかしながら、
この方法を導入して、素早く刃の付く効率の良い研ぎで、
きっちりとした仕事をされている先輩に何人か出会っていると
自分なりにこの方法をもう一度見直したくなりました。

まず、今自分の持っている知識で推測出来ることは、
グラインダーで切削する際に、
焼き戻し温度以上には絶対に上げては行けないという事です。
180度前後である焼き戻し温度を超えてしまえば、
これは確実に変性してしまうかと思われます。
分からないのは、その温度を超えないまでも
それに近い温度まで上げておいてから、
水に付けて急冷することが、鋼にどういう影響を与えるのかということです。
一般的には、
焼き鈍しに対しては、除冷。
焼き入れに対しては、水冷、または油冷による急冷。
焼き戻しに対しては、空冷
とされていますが、
本来空冷とされているものを急冷してしまって、
鋼に悪い影響はないのかという心配があります。

この疑問については、手っ取り早く専門家に問い合わせてみました。
日立金属さんにお問い合わせすると、ご親切にも担当の方が電話で答えて下さいました。
それによりますと、急冷による分子構造的な影響はあまりないようです。
焼き戻しは、焼き入れによって堅くなったがその分脆くなったのを
いくらか戻す処理で、焼き戻し温度である180度付近まで
熱する事自体に意味があるそうです。
その後の冷却方に関しては、あまり問題ではないようです。
これは、あくまで「分子構造的には」ということなのですが、
「空冷」とされているのは、わざわざ冷却に気を使う必要もない
という意味での「空冷」だそうです。
ただ、急冷はモノに寄っては歪み、変形が多少なりとも起るようです。
熱により膨張した物を均一にではなく外側から急に冷やされると
多少の歪みが生じるそうです。
そういう意味では、ゆっくり冷やす空冷が無難なのでしょう。
鉋等の場合はそれほど神経質になるほどでもないという事でした。
また、この歪み、変形は上げる温度が低ければ、
より、無視出来るレベルとなるのです。

これらの、新しい情報もふまえた上での自分なりの答えは、
中すきは慎重にやれば問題ないという事です。
注意することは、出来るだけ温度を上げないという事に尽きるでしょうか。
グラインダーに当てる際には、重力+少しだけの力であまり押し付けずに、
そして、頻繁に水で冷やす。
決して、焦って急いで削ろうとしない。
そのやり方でも、十分に普通に研ぐよりも効率は上がると思います。
以前三木の鍛冶屋さんに伺った焼き戻し温度である180度の目安は、
水滴を落とすと、じゅっと玉の様になってコロコロと転がる程度の状態ということでした。
経験上は注意すればそれより遥かに低い温度で使うことが出来ます。
後、グラインダーの砥石の目詰まりはしのぎ面を撫でるばかりで、
ちっとも切削出来ずにますます発熱するばかりなので、
ドレッサーによる目立ても大事だと思います。

それと、しのぎの角度が鋭角であり且つ、研ぎ終えた時点で
まだグラインダーによる「すき」が大きく残っている場合は、
刃自体が薄くなっているので、その辺りの影響の考えないといけないかもしれません。

拙い文で、分かりにくいところも多々あると思います。
また、勘違いもあるかと思いますので、ご指摘頂ければ訂正したいと思います。




南京2

納得行く完成度まで持っていけずに、
再度挑戦していた南京鉋がようやく出来ました。

難関は押さえ溝でしたので、
今回はその辺りも考えて、 慎重に仕込みました。

金工用の鋸の替え刃を改造して、アサリの無い鋸を自作しました。
これは鋸身が波打ってアサリを成しているタイプではなく
刃が左右に振り分けられた物なので、簡単に砥石で削り落としました。
引きは少々堅いものの、切り込みの深さがしれているので十分使えます。
また、表側の溝は鋸を表なじみに沿わせそのまま引いていけるのですが、
刃の裏と接する側の溝は、墨を付けて引くのが難しいので、
刃よりも少し薄い木片を削って作り、それを嵌めて定規にして
より正確に切り込む事が出来ました。
前回は何気なく使っていた自分の1分の鑿が3.3ミリも幅があり
中々思う様に行かなかったので、貰い物の1分の鑿の幅を落として
作った2ミリ幅の鑿を使い底を削りました。
その上で、微調整はヤスリで行いました。
彫金店にはいろいろなサイズのヤスリがあり便利です。
台は、貰った長台の尻の方を使ったので少し短く
見本と比べると、視覚的バランンスは若干悪いのですが、
削る分にはそれほど支障はありません。

講習会よりもう既に1ヶ月以上経ちましたが、
ようやくそれなりに自分のものに出来た様に思います。
ほっとしました。

南京鉋裏南京鉋
押さえ引き鋸ヤスリ鑿

真空ポンプ

木の指輪にプレポリマーをより深くに浸透させられないものかと、
あるサイトで見つけた100圴空気入れを改造した真空ポンプを真似して作った、
うちの自作真空ポンプは、あまり時間を掛けて設計をせずに、
適当にホームセンターで考えながら買ってきた材料で作ったお粗末な物で、
空気漏れが激しい。真空ポンプとうたうのはおこがましい低圧ポンプだ。

しかしながら一応中に小さな風船を入れて空気を抜くと、
3倍程度に膨らむので、1/3気圧ぐらいにはなっているのだろう。
使用時は空気の漏れる箇所を押さえながらなので、
嫁と2人掛かりの作業となる。

実際、低圧下での空気とプレポリマーの置換法は
それなりに効果があるようで、刷毛塗りのものと比べると、
強度がありより深く液が内部まで浸透しているようだ。

しかしながら、このプレポリマーが低圧条件下において
どういう状態になるのか、理系のくせに物理、化学が苦手な
自分にはさっぱり分からない。
今は一応効果が得られているものの、実際これ以上低圧に
晒されたら急に溶剤が気化していくとも限らないし、
計器等もついていないので、はっきりと1/3気圧なのかも分からない。

逆に圧力がかかる方なら、カプラ等エアーツール関係のパーツが使えるので、
簡単に装置も作れそうだし計器なんかも結構安価で見つかるのだが、
低圧となると難しい。ゴムのホースもひしゃげてしまいそうだ。
使用頻度が高ければ、今の装置では心もとないのだが、
ちゃんとした真空ポンプは高いし、
大体そこまで低圧にする必要があるのかどうかも分からないし、
自作品を見直しての、作り直しは必要かもしれないが、
電動の本格的な物を導入する程の投資は躊躇してしまう。

そんな事を考えながら、今日久々に仕事が早く終わったので
職場近くのよく立ち寄る中古機械屋をのぞいて何気なく
真空ポンプの事を聞いてみると、結構中古市場では流れているそうだ。
一体どういう業種の人が使うのかと聞いてみると、
エアコン等を設置する際に、本体と室外機を繋ぐパイプに
ガスをつめる訳だが、その前に真空ポンプで空気を抜いてしまうらしい。
どれぐらいで手に入るのかと聞くと、7、8000円程だそうだ。
その程度のリスクなら背負えるので、早速見つけたら入れてもらうように
お願いした。
中古機械の業界でもオークションというものがあるそうで、
この店の客層ではあまり出て行く物ではないので
今まで見かけてもスルーしていたそうだ。

そんなに上手いこと話は進む物でもないだろうから
真空ポンプを手にしているのは何時頃になるのか分からないが、
まあ、よかった。


  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

単相200

昨日は久々に定時に終わったので、
帰り際に近所の額縁屋さんに寄った。

伺ったのがあまりに久しかったので、
どちらさんでしたか?と言われ、少し悲しくなるも、
直ぐに思い出して下さった。

置いてある機械は、相変わらず手押しと、昇降盤のみで
後は手作業で製作されている。
プレーナーはあまり使わないのでほかしたそうだ。

話すうちに息子さんが電気工事の仕事をしている事を思い出し、
今、家に単相200を引く事を検討している自分には
タイムリーだと思い、その事について色々お願いした。

電気に少し詳しい人なら自分で簡単に出来るそうだが、
自分はさっぱりなので、
変に触って感電し、黒焦げになって天に召されるのもアレなんで、
此処は専門の人に任せる事にする。




  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

大阪の台打

先週の土曜日、珍しく仕事が早く終り、
急に出来た時間をどう使うか必死に考えた結果、
行ったことのない金物屋に行くことにした。

布施商店街の中にあり、かなり高齢の方がやっておられて
鎌鑿なんかも置いていたそうだ。
此処は地元なのに自分は全く知らず、
何故か名張の家具の音楽の名嘉眞さんに教えてもらった。
過去2回訪ねてるのだが、運悪く2回とも休みで、
今回も店の前に到着すると閉まっていた。
「勝手ながら本日休ませて・・・」と張り紙がされてあるので
別に店を畳んだわけではないようだった。

小阪の方にも気になるところが一軒あったのだが、
久々に近所の額縁屋にでも顔を出そうかと
家の方に向ってると、途中に別の金物屋があり入ってみた。

やはり手道具は殆ど動いていない様子であったが、思わぬ話が聞けた。
店の御主人の祖父がこの辺りで鉋の台打をされていたそうだ。
何年ぐらい前までされたいたのか、肝心なことを聞き忘れたのだが、
台打の道具や、山積みにして干してあった大量の樫の木は
大分前に燃やしてしまったと聞いた時には、
あの何とも表現しがたい、「あぁ・・・」という気持ち(どんな気持ちや)に
なってしまった。

ただ処分した樫のうち、かなり目の通った良い物だけは
同じ台打をされてる方に譲ったそうである。
その方は御健在であっても90歳近いそうで、
当然もう廃業されている。

その方に、お話だけでも聞けたらと
店の御主人に伺ったのですが、
当然作業場はもう閉めてるし、住まいは作業場とは別にあり
それ以上は分からなかった。

台打というと、三木の辺りにしかないもんだろうと
勝手に思い込んでいたので驚いた。
昔は大阪にも道具鍛冶があったようだし、
この辺りにも、まだまだいろいろなものが隠れてそうだ。




Home > 機械、道具

FC2カウンター
おすすめ商品!
Recent Comments
Recent Trackback
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top